BSIグループジャパン(英国規格協会)、野原グループに ISO 19650に基づいたBIM BSI Kitemark(カイトマーク)を認証
BSIグループジャパン株式会社(所在地:横浜市西区みなとみらい、代表取締役社長:漆原 将樹、以下「BSIジャパン」)は、野原グループ株式会社(所在地:東京都新宿区新宿、代表取締役社長:野原 弘輔、以下「野原グループ」)に対し、ISO 19650-1(※1)およびISO 19650-2(※1)に基づく 「BIM BSI Kitemark(カイトマーク)」 を認証しました。
2024年10月 1日に行われた認証授与式において
写真左より、野原グループ株式会社 代表取締役社長 野原 弘輔様、BSIグループジャパン株式会社 代表取締役社長 漆原 将樹
昨今、建設業界におけるデジタル化が急速に進んでいます。プロジェクトの開始から建設物の廃棄までのプロセスを、ビッグデータやIoT、クラウド、AI、BIM(ビルディング情報モデリング)などを駆使して、効率的に管理する手法が取り入れられ始めています。
BIMは、デジタルモデリングを使用して、初期設計から建設、保守、最終的に廃棄に至るまで、建設資産のライフサイクル全体にわたる情報管理の仕組みです。3次元モデルを含む共通データ環境において、エンジニアや所有者、建築家、請負業者間とのコラボレーションを可能にし、効率的な情報共有ができます。
ISO 19650は、BIMを使用して建設された資産のライフサイクル全体にわたって情報管理を行うための国際規格です。
BIMレベル2(※2)と同様の原則と高レベルの要件がすべて含まれ、本要件を満たしていることの証明は、成熟したBIMの導入を示します。
BSIジャパンでは、BSI Kitemark認証および検証サービスの提供によって、お客様のBIM成熟度を証明するサービスを展開しています。建設業における建材関連企業では国内初である(※3)今回の野原グループによるBIM BSI Kitemarkの認証は、受託組織として受託したプロジェクトを対象にしたBuildAppによる内装⽯膏ボードに関する作業⼯程を前提としたものであり、この作業がTIDP、BEPをはじめとする⽂書整備やBIM360を活⽤したCDEの整備、3Dモデル作成プロセス、顧客満⾜及び協働作業により、効率的な施⼯図BIMモデル作成業務を促進することを⽰したものとなります。
今後ISO 19650を普及・推進するためには、情報マネジメントサイクルの中で、発注組織・元請受託組織・受託組織のそれぞれの役目を理解し、果たすべき役割がますます重要になってきております。
ISO 19650に関する詳細はBSIジャパンのwebサイトをご覧ください。
URL:https://www.bsigroup.com/ja-JP/Building-Information-Modelling-BIM-ISO19650/
- 注記 -
※1:ISO 19650は、BIMを含む、建築および土木工事に関する情報の統合およびデジタル化
ISO 19650-1:2018 は、BIMを使用した情報マネジメント:概念および原則
ISO 19650-2:2018 は、BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ
※2:英国政府は2016年4月以降、建物やインフラストラクチャーを含む中央調達政府プロジェクトに入札する建設サプライヤーに対して、BIMレベル2で作業することを要求しています。英国ではBIMの成熟度によって、レベル0からレベル3まで設定されています。
※3:野原グループ調べ
野原グループ株式会社が発行したプレスリリース
URL:https://nohara-inc.co.jp/news/release/9681/